成城大学空手道部は、大学の体育部連合会に所属し、昭和29年(1954年)創部の70年に亘る歴史と伝統を有する部です。
また、日本空手道松濤會の学生連盟に加盟し、同連盟に参加する中央大学、学習院大学、専修大学と共に、学連演武会や合同稽古などで交流を深めています。
空手による心身の鍛錬や、部員による部活動の自律的運営、OBOGや他大学との交流を通じ、「礼節」・「一歩前に出る勇気」・「他者に優しくできる真の強さ」・「楽観的な生き方」など身につけることを目的とし、日々の研鑽に取り組んでいます。
松濤會の空手道は、近代空手道の創始者として知られる故船越義珍先生を始祖と仰ぐ、80年以上の歴史を有する正統の空手道です。「空手道に試合はあり得ない」というのは、船越先生の遺訓でもあり、当部はその教えに従って試合競技はやりません。日々の部活動では、基本技や型、空手と親和性の高い棍を中心に稽古します。
〜空手道を志す学生の皆さんへ〜
空手とは奇跡の武術です。
たとえ何も武器を持たなくても、武器を持っている時と同じ動きをした時には、素手でその力を発揮することができます。
ただそれは物を壊す、あるいは人を殺めるものではありません。自分自身が稽古を重ね空手道と呼べる水準になった時、ただ物を壊すあるいは人を殺めるものとは全く違う武道の世界が見えてくると思います。
その過程の中には人並み以上に厳しい稽古もあり、また稽古をするための礼儀を心得なければなりませんが、今松濤會の本部道場松濤館には、それを志す人たちの入門が日一日と増加しています。
また、毎年のように世界中から日本武道への憧れを抱いた方々が稽古に訪れています。
体得に数十年を要す剣道、あるいは柔道のようにある程度の体力を要する武道とは違い老若男女だれでも上達できる武道、それが松濤會の空手道です。
どうぞ新入生の皆さん、学生生活はわずか四年間ですが、その短く貴重な時間の間に世界中の人々の憧れである日本の空手道を一緒に楽しく稽古していこうではありませんか。
資格:
日本空手道松濤會 理事
日本空手道松濤會 事務局長
日本空手道松濤會 指導員
日本空手道松濤會 五段